お金と人訪問看護で起業すると決めたはいいものの現実貯金もなければ働いてくれる看護師もいない。24歳の自分にとっては「お金」と「人」の問題が大きすぎた。では自分が何をしたかを少しお話しさせていただきます。資金調達新卒1年目、21歳の理学療法士。当然ですが、貯金残高なんてほぼゼロ。起業を夢見て動き出したものの、最初にぶつかったのは 「自己資金の壁」 でした。起業資金を借りるとき、よく言われるのは「希望金額の1/3は自己資金が必要」ということ。当時、僕が希望していたのは1,000万円の融資。つまり最低でも300万円は自分で準備しないといけないと知ったのが、22歳の頃でした。そこから必死に貯金を始め、なんとか自己資金300万円をつくったうえで挑戦。結果、信用金庫から500万円、日本政策金融公庫から500万円を借りることに成功。自己資金と合わせて合計1,300万円でスタートを切りました。今思えば…あの時つくった事業計画を今見返すと、正直「ひどいな」と思います笑知識も経験もなく、勢いと根拠のない自信だけで書いた計画書。でも、あの拙い計画があったからこそ、金融機関の担当者が真剣に向き合ってくれて、僕自身も腹をくくれたのかもしれません。どうすれば借りれる可能性を高めるかと考え自分を売り込むスライドを作成しプレゼンしたことが今思えば懐かしいです笑24歳の自分にとっては、1000万という目のくらむような金額。通帳に振り込まれた数字を見たときは、正直「やばい、これ返せるのか…」と震えました。でもその瞬間、心の奥ではこう思ったんです。「もう引き返せない。ここからやるしかない。」それが僕の本当のスタートラインでした。お金と人、同時進行の毎日資金調達と同時に進めなければならなかったのが 採用。でもお金もなければ、知り合いに看護師もいない。「じゃあどうする?」とにかく考えつくことは全部やりました。やったことをまとめてみます。出会い系アプリでの“採用活動”Google先生に「看護師と出会える場所」と検索した結果1位:合コン2位:出会い系3位:知り合いの紹介コロナ禍で合コンは無理。「出会い系なら看護師の知り合い増えるんじゃないか!」と思い、某有名アプリぺ◯ーズに登録。なんとも迷惑なやつ!!笑後にも先にも出会い系の登録はこの時のみでした笑そしてプロフィールに「看護師」「医療系」と書いてある人全員に「いいね!」を押しまくる作戦に出ました。当然、それが直接採用につながるわけはありません(笑)。でも実際に出会った看護師の方から「友人を紹介しますよ」と言っていただき、面接まではこぎつけられた。月3,000円で看護師と出会える。当時は「これ投資として悪くないな」と本気で思ってました。ただ本気で出会いを探している人からしたら、完全に迷惑な方法だったと思います笑まともそうな方法も試しましたもちろん、それだけじゃなく“まともそうな方法”も試しました。病院前で出てくる人にビラを配ったり、不慣れな中でショート動画を作ってX(旧Twitter)で呟きまくったり。今思えば、恥ずかしいくらいの泥臭さです。けど今ももし本当に会社が潰れるくらい人材に困ったときは同じ方法かは分かりませんがやるんだろうなと思います。でも現実は…ただ、正直に言うと採用につながったのは、ビラ配りでも、出会い系でもありませんでした。結果として、最初の仲間を見つけられたのは SNS と、そして知り合いからの紹介でした。「不慣れでも発信し続けること」「人に声をかけ続けること」この2つが、仲間との出会いにつながったんだと思います。物件という拠点資金を調達し、仲間も集まった。そして次に必要なのは拠点となる「物件」。選んだのは、家賃8万円の2DKアパート。オフィスらしいオフィスでもなく、豪華さもゼロ。それでも、ここから僕たちの挑戦は始まりました。今振り返ると、その小さな物件こそが 会社の原点 だったと思います。次回予告:営業と初めての売上お金が集まり、人が集まり、拠点となる物件も決まった。すべての準備が整い、ようやく訪問看護が走り出せる。でも、本当の勝負はここから。どうやって利用者さんを獲得するのか?そして立ち上げ初月、売上はいくらになったのか?次回は、営業と初めての売上編。がむしゃらに走った24歳の営業奮闘記をお届けします。【執筆者】株式会社isLand 株式会社isLand Media代表取締役 理学療法士 島 一仁東京都町田市を中心に訪問看護・居宅(2拠点)訪問介護(1拠点)サービスC 大学受験塾を運営。株式会社isLand MediaではPR動画作成、SNS運用を運営。現在町田市内で訪問看護のメンバーを100名にしようとしている。