在宅療養を支えるサービスとして「訪問看護」は欠かせない存在です。町田市でも、要介護高齢者や医療的ケアが必要な方が自宅で生活を続けられるよう、多くの方が訪問看護を利用しています。この記事では、町田市で訪問看護を使う際の自己負担額、保険の種類ごとの料金、さらに補助制度や町田市の助成制度について、わかりやすくご紹介します。🏠 訪問看護の費用はどう決まる?訪問看護の費用は以下の要素によって決まります:利用する保険の種類(介護保険 or 医療保険)看護師 or リハビリ職(PT・OT・ST)訪問時間(20分、30分、60分など)💡 介護保険を使った場合の自己負担(1割負担の目安)サービス内容自己負担額(1回)看護師(30分)約500円看護師(60分)約900円リハビリ職(40分)約600円リハビリ職(60分)約800円※ 要介護認定が必要。所得によって2〜3割負担の方もいます。🏥 医療保険を使った場合の自己負担(1割負担の目安)看護師による訪問看護訪問時間自己負担額(1割負担)30分未満約530円30〜60分未満約920円60〜90分未満約1,258円リハビリ職による訪問リハビリ訪問時間自己負担額(1割負担)20分約333円40分約665円60分約900円※ 医師の指示書が必要です。🧾 補助制度・負担軽減制度● 高額療養費制度(医療保険)医療費の自己負担額が月ごとに一定額を超えた場合、超過分が払い戻されます。所得や年齢に応じて上限が設定されています。👉 高額療養費|町田市公式サイト● 高額介護サービス費制度(介護保険)介護保険サービスの自己負担が一定額を超えた場合、超過分が後日払い戻されます。上限は所得や世帯状況により異なります。👉 高額介護サービス費|町田市公式サイト🏛 町田市の医療費助成制度(低所得者・生活保護世帯向け)● 医療扶助(生活保護受給者対象)生活保護世帯には「医療扶助」が適用され、指定医療機関での診療費が原則無料となります。👉 生活保護制度|町田市公式サイト● 心身障害者医療費助成マル障の対象となる方町田市では、以下の手帳を持っている方が対象になります。身体障害者手帳(1級・2級、内部障害は3級も対象)愛の手帳(1度・2度)精神障害者保健福祉手帳(1級のみ)また、健康保険に加入していることも条件です。■ どんな助成が受けられる?マル障の医療証(いわゆる「マル障」)を持っていると、医療機関の窓口で保険証と一緒に提示することで、医療費の自己負担分が助成されます(※所得や年齢、他の公的扶助の受給状況によって一部自己負担が発生することもあります)。たとえば、病院の診察や薬の処方、治療用装具の作成費などが助成の対象です。■ 所得制限もありますマル障は「誰でも申請すればOK」という制度ではなく、所得制限があります。たとえば扶養親族がいない場合、年収で約360万円以下など、一定の条件が設けられています(扶養親族が増えるごとに基準額は上がります)。また、生活保護を受けている方や65歳以上で新たに障害者手帳を取得した方などは対象外となることもあります。■ 申請の流れマル障を受けたい場合は、市役所の障がい福祉課や地域の障がい者支援センターで申請手続きを行います。申請に必要なものは以下です。障害者手帳(身体・愛の手帳・精神)健康保険証所得証明書(必要な場合のみ)申請が認められると、「マル障医療証」が交付されます。👉 町田市 心身障害者医療費助成制度(マル障)● 医療費の一部助成(その他低所得世帯等)所得が一定以下の世帯では、医療費や介護費に対する減免や助成制度が適用されることがあります。詳細は町田市役所の福祉関連窓口へお問い合わせを。📞 町田市役所(代表)042-722-3111🔗 関連記事もチェック!👉 町田市で介護保険を使うには?申請から利用までの流れ👉 町田市で利用できる介護サービス一覧👉 介護のこと、どこに相談すればいい?町田市の『高齢者支援センター・あんしん相談室』ガイド✨ まとめ訪問看護は介護保険・医療保険のどちらでも利用できます。料金の目安は1回当たり500円〜1,300円程度(1割負担の場合)。所得に応じて、町田市や国の補助制度を活用することで自己負担を軽減できます。詳細はケアマネジャーや市役所に気軽に相談を。町田市で訪問看護や介護サービスについて知りたい方は、ピース訪問看護ステーションの公式サイトもあわせてご覧ください。▶ https://island-piece.jp/service/houmonkango