年齢を重ねると、認知症による「外出後の行方不明」リスクが高まります。特に一人暮らしや家族が付き添えない状況では、見守りが大きな課題になります。町田市では、そうしたリスクに備えるための「GPS支援サービス」を提供しています。この記事では、対象者や費用、申請方法、そして利用するメリットまでをわかりやすく紹介します。1. GPS支援サービスってどんな内容?町田市では、認知症や記憶障害のある高齢者の方を対象に、GPS機能付きの専用端末を貸与しています。外出時に身につけてもらうことで、ご家族や支援者が位置情報を確認でき、行方不明時の早期発見に役立ちます。2. 対象となる方町田市内に住民登録がある65歳以上の在宅高齢者認知症またはそれに準ずる記憶障害があると医師に診断されている※以下の方は対象外です:・入院中や施設入所中の方・ペースメーカーを使用している方3. 利用料金について(2025年6月時点)区分月額利用料一般の方440円(税込)生活保護受給世帯無料※機器の通信料などが別途かかる場合があります。4. 申請方法と流れ申請の流れは以下のとおりです:町田市内の「地域包括支援センター」または「あんしん相談室」に相談利用対象であるかどうかの確認と申請書の記入町田市が審査後、対象者にはGPS機器を貸与ご家族等に位置確認サービスの利用方法が案内されます機器の返却が必要な場合や、契約の更新などについても包括支援センターでサポートがあります。▶️ 介護のこと、どこに相談すればいい?町田市の『高齢者支援センター・あんしん相談室』ガイド5. GPS端末の種類と使い方端末には次のようなタイプがあります:身につけるタイプ(首かけ・ポーチに入れるなど) →外出時に携帯しやすく、目立たないデザインのものが多く使いやすいです。自宅設置タイプ(玄関などに置く) →外出の有無や時間帯を検知し、見守りサービスと組み合わせることで活用されます。※町田市の貸与機器は主に「携帯型」で、本人が外出時に持ち歩くことを想定しています。6. 利用のメリット行方不明時、現在地を即座に確認できる本人が無事に発見されるまでの時間と労力を大幅に軽減家族の不安が和らぎ、見守りの負担も分散万一の際は、町田市と警察、地域の支援機関が連携して捜索支援に当たってくれる体制も整っています。7. どんな方におすすめ?外出が日常的な方で、記憶に不安がある方昼間はご家族が不在で、見守りが難しい環境の方一人暮らしで万一のときの備えをしたい方徘徊の既往歴がある方8.関連コラムもチェック👉 【町田市】食事の準備が大変な高齢者を支える「配食サービス」とは?👉 【熱中症対策】町田市の高齢者を守る訪問看護の最前線👉 【買い物が大変な高齢者に】町田市の移動販売サービスで暮らしがラクに町田市で訪問看護や介護サービスについて知りたい方は、ピース訪問看護ステーションの公式サイトもあわせてご覧ください。▶ https://island-piece.jp/service/houmonkango