〜はじめての方向けにやさしく解説〜「親の介護が必要になってきたかも…」「介護保険ってどうやって使うの?」そう感じたら、まずは市役所や相談窓口に相談してみましょう。町田市では、介護保険を利用することで、ヘルパーやデイサービスなどの支援が受けられます。ただ、最初に「要介護認定」という手続きを受ける必要があります。ここでは、初めてでもわかるように、介護保険を使うためのステップを図と一緒に解説します。◆ 介護保険利用の流れ(図で見る)以下の図は、介護保険の申請から認定までの手続きの流れを簡潔にまとめたものです。 ※画像引用元:みんなの介護「要介護認定の手続きの流れ」◆ Step1:まずは相談から介護保険を使いたいと思ったら、まずは町田市役所の「介護保険課」や、お近くの「高齢者あんしん相談室(地域包括支援センター)」に電話または直接相談してみましょう。◆ Step2:要介護認定の申請「介護が必要そうだ」と判断されたら、「要介護認定」の申請を行います。申請できるのは以下の方です:65歳以上の方(病気の有無にかかわらず)40〜64歳の方で、脳卒中・がん・認知症などの特定疾病がある方申請は、本人または家族が行うことができ、市の窓口やマイナポータルからも申請可能です。◆ Step3:調査と医師の意見申請後、市の職員が自宅などに訪問し、日常生活の困りごとを調査します(訪問調査)。さらに、市が主治医に依頼し、「主治医意見書」という書類を作成してもらいます。この2つの情報をもとに、介護の必要度が判定されます。◆ Step4:要介護度の判定と通知調査と意見書をもとに、専門家による審査会で「要介護度」が決定します。申請から原則30日以内に、結果が郵送で通知されます。結果は大きく以下の3つに分かれます:要支援1・2:軽い支援が必要要介護1〜5:日常生活に介助が必要非該当:介護保険のサービス対象外(町田市独自のサービス対象になる場合あり)◆ Step5:ケアプランを作成認定を受けたら、今度は「どんなサービスを、どれくらい使うか」を一緒に決めていきます。要介護の方は、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」がプランを作成要支援の方は、「高齢者あんしん相談室」などがプラン作成をサポート◆ Step6:サービス利用開始!ケアプランが完成したら、いよいよ訪問介護・デイサービス・福祉用具レンタルなどを利用開始できます。サービスの利用料は、基本的に1割負担(所得により2〜3割の場合もあり)。無理のない範囲で必要な支援を受けられます。◆ Step7:更新手続きも忘れずに要介護認定には「有効期限」があります。基本的には1年ごとに更新手続きが必要です。期限が近づくと町田市から通知が届くので、忘れずに申請しましょう。◆ 相談できる窓口町田市 介護保険課電話:042-724-4365(平日8:30〜17:00)高齢者あんしん相談室(地域包括支援センター)市内各地域に設置されており、介護全般の相談に対応しています。◆ まとめ介護が必要かも…と思ったら、まずは「相談」から始めてみましょう。申請からサービス開始まで1か月ほどかかることもあるので、早めの行動が大切です。必要なサービスを受けながら、無理のない介護生活を送るためにも、制度をうまく活用していきましょう。※本コラム内の図は、みんなの介護より引用・掲載しています。町田市で訪問看護や介護サービスについて知りたい方は、ピース訪問看護ステーションの公式サイトもあわせてご覧ください。▶ https://island-piece.jp/service/houmonkango